2014年02月08日

タンナー

先日、縁あって革の鞣し工場(タンナー)にお邪魔致しました。

時代に合わせて、手間隙省いて、
作業を効率化していくことは生き残り戦略の1つでもあります。

しかし、
皆が、「面倒だ!」「割りに合わない!」と撤退していく分野で
愚直に、地道にやり続けることも、業界で唯一無二の存在になりうる戦略の1つだと思いました。

ただ、

・その技術に市場があるかの見極め
・「今までのやり方を変えるのが大変だから」という後ろ向きな選択ではなく、
業界の流れを読んだ「うちの売りはこの技術だ」という戦術的な選択
・その技術を維持する、仕入先、設備、人材の安定確保

が必要であると感じた、寒ーい中での工場見学でした。

革.jpg

タンニンなめし.jpg
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2013年06月01日

原材料による分類【豚革】

豚革(ピッグスキン)

・日本で唯一の国産原皮。価格は比較的安価
・摩擦に強く、軽量で通気性があり、毛穴が3つ並んで見えるのが特徴
・ベッカリー(野豚)などの高級種もあり

色豚
薄く張りがある革。財布やバッグの裏ばりに用いられる。

生革
濡らしたタオルと革をビニール袋に入れ一晩おき柔らかくして使用。
乾くと硬化します。ランプシェードやブローチづくりにも最適。
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2013年05月23日

原材料による革の分類【牛革】

牛革

・加工方法、厚みも多様。幅広く使用されている革です。
・生後6ヶ月以内の仔牛から作られた革を「カーフ」
2年以上の牛を「成牛」として区別します。
若い牛ほど、薄手できめも細かく上質とされます。
・厚さ最大3.5mm厚のものもあり漉きにより薄くします。

タンロー
タンニン鞣しの無着色の革。手工芸用に開発され、染色、カーピング、スタンピングなどの
加工に適してます。

サドルレザー
馬具などに使われていたタンニン鞣し革。蜜ろうで仕上げられ、厚くて丈夫。味出しにより
表面の美しさに磨きがかかる。

オイルレザー
オイルで仕上げられたタンニン鞣し革
着色済みで、染色、スタンピングには不向き

次回は「豚革」についてですペン
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2013年05月18日

起毛革の種類

起毛革

■スエード
革の肉面をサンドペーパーで毛羽立たせた革。
原則として子牛革を原料革とする。(ピッグやシープもあり)

■ベロア
牛革の肉面を毛羽立たせたソフト調の革。
スエードに比べるとやや毛羽が長い

■バックスキン
鹿革の吟面を除去し、その面を起毛した革

■ヌバック
吟面を短く毛羽立たせた革。毛羽が短く、ビロード状になっている


次回は革の種類についてですペン
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2013年05月13日

鞣しの方法

なめしの方法は大きく分けて2通りあります

■クローム鞣し
・鉱物(クローム塩)を主としてなめした革
・革製品の9割を占める代表的な方法
・柔軟で弾力があり摩擦にも強く耐久性も良い
・色が入っているものが多く、染料等は入らない

■タンニン鞣し(ヌメ/渋革)
・植物タンニンを主としてなめした革
・吸水性が良く、染色、加工に適しています
・表面が美しく磨きがきき、味出しされることで革らしさを楽しめます


次回は起毛革の種類についてですペン
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2013年05月09日

鞣し

「鞣す」
「なめす」と読みます。

「皮」は生きている動物の表皮、またはそれを剥ぎ取ったもののことを言い
「革」は皮を鞣したもので加工後の姿のことを言います

【皮】→→→【革】


次回は鞣しの方法ですペン
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